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【紀伊半島豪雨7年・奈良】「生まれ育った村に恩返しを」十津川村への道切り開いた自衛官

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 桂駐屯地(京都市)で勤務する現在も、母と兄が住む村にはたびたび帰省する。村では道路整備など復興が進むが、いまだ6人が行方不明だ。昨年、村のダム湖では奈良県五條市大塔町の女性=当時(37)=の遺体が6年ぶりに発見された。「帰省のたびに、行方不明者がいないかとダムに目をこらす」と笹内さん。「生まれ育った村に恩返しをしたい。定年退官後は何らかの形で手助けができるよう考える」と語った。

 豪雨や巨大地震などの大災害が起きたとき、人命救助や生活支援で重要な役割を担うのが自衛隊だ。だが、奈良県には全国で唯一、陸上自衛隊の駐屯地がない。紀伊半島豪雨でも、県は京都府宇治市の大久保駐屯地に自衛隊の派遣を要請し、被災地への到着には膨大な時間がかかった。県内では駐屯地誘致に向けた取り組みが進んでいる。

 元自衛官の県防災統括室参事、米津浩幸氏(56)は「自衛隊の活動拠点となる駐屯地が県内にあれば、災害対応の初動が大きく変わる」と強調する。

 紀伊半島豪雨当時は大久保駐屯地の第7施設群長として、五條市など被災地で現場指揮を執っていた。悪天候でヘリが飛べず、十津川村は土地勘のあった笹内茂樹陸曹長の「村役場到着」の一報で、ようやく救助活動がスタートしたという。

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