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【関西の議論】「ブラバン」は甲子園のもう一つの魅力 百回を彩ったアルプス応援

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特徴が吹奏楽とマッチ

 吹奏楽応援はなぜ、これほど定着したのか。そこには、野球のプレースタイルが大きく影響しているようだ。

 「野球は攻守がはっきりと分かれ、メリハリがある。プレーごとに区切られているので、演奏を始めやすい。野球という競技の特徴が吹奏楽応援と合ったのではないか」。『高校野球を100倍楽しむ ブラバン甲子園大研究』の作者、梅津有希子さん(42)はこう分析する。

近江高校の吹奏楽部。奥の野球部員らは演奏に合わせて声援を送る=兵庫県西宮市
近江高校の吹奏楽部。奥の野球部員らは演奏に合わせて声援を送る=兵庫県西宮市

 吹奏楽応援はサッカーやバレーボール、駅伝など、野球以外の高校スポーツでも行われるが、野球ほど浸透していないという。梅津さんは「他競技と比べて高校野球の歴史が古いことも一つの理由ではないか」とも話す。

 甲子園での吹奏楽応援の発祥には諸説あるが、甲子園の常連校、東邦(愛知)のホームページ(HP)によると、戦前最後の大会となった昭和16年春の第18回全国選抜中等学校野球選手権で、前身の東邦商業の吹奏楽応援が最初だった。

 HPには、当時の吹奏楽部の様子を紹介する記事が掲載されており、その中で部員だった稲垣信哉さん(91)は「今のようなバトンやチアガールと一緒になっての華やかなものではなく、校歌や応援歌を演奏するだけでした」と語っている。

 吹奏楽応援は徐々に広まり、時代とともに発展。近年は応援曲も多様化し、定番曲以外の曲も人気の一つになっている。

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