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【台風21号】「見当もつかない被害額」 浸水被害の六甲アイランド 従業員らが復旧作業に追われる

破損した中古車を前に途方にくれる従業員ら=神戸市東灘区の六甲アイランド
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 4日に県内を通過した台風21号による浸水被害が大きかった神戸市東灘区の人工島・六甲アイランドでは、台風通過から一夜明けた5日午前から、工場や店舗の作業員らが高潮や風雨による被害状況の確認や復旧作業に追われた。製品のほとんどが海水に浸るなど深刻な被害を受けた工場が多く、作業員らは「どこから手をつければいいか分からず、復旧の見通しが立たない」「見当もつかない被害額だ」などと不安の声をもらした。

「何から手をつけていいのか…」

 運送会社「富士テクノトランス」では、輸出前の中古車数百台を保管していた海岸沿いの駐車場が高潮で浸水。破損した中古車が何台も重なり合ったほか、一部の中古車が事務所に突っ込んで大破するなど、台風の生々しい爪痕が残された。

 損傷した車を見てまわっていた同社従業員の菊池互(わたる)さん(35)は「この光景を見た時、頭が真っ白になった。明日から復旧作業に取りかかるが、何から手をつけていいか分からない。このままでは商売にならない」と肩を落とした。

 同社の近くにあるイタリアの高級車メーカー「フェラーリ」の販売店でも、一台数千万円の超高級車のほとんどが海水に浸かり、従業員らは疲れた表情でたまった海水をかき出した。

 また、島内のコンビニなどの小売店でも、従業員が海水に浸って販売できなくなった商品の仕分けや汚れた店内の清掃作業に追われた。

 被害状況を確認しようと各企業に立ち寄っていた神戸商工会議所の男性職員は「ここまで大きな被害を受けているとは。災害復旧の支援金援助も検討したい」と話していた。

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