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【Sコラム】大阪桐蔭「最強世代」の頭脳 データ班「コタニ」の力

 甲子園の終盤戦のように連戦なら用意する時間が一晩ということも珍しくない。小谷はデータをB4紙1枚に凝縮し、毎試合前に選手に渡し続けた。金足農の3試合分を分析、資料作りが終わったのは午前2時だったという。

第100回大会の決勝戦で西谷監督(左)や選手らとともに整列した大阪桐蔭の記録員・小谷優宇(左から2人目)=佐藤徳昭撮影
第100回大会の決勝戦で西谷監督(左)や選手らとともに整列した大阪桐蔭の記録員・小谷優宇(左から2人目)=佐藤徳昭撮影
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140㌔超の球を投げるデータ部員

 小谷の本職は投手だ。中学時代は元大リーグの野茂英雄氏が総監督を務める選抜チームで根尾と同僚で、自らも140キロ超の球を投げると評判の好投手だった。それでも、大阪桐蔭では負傷もあってなかなか背番号がもらえず、昨秋からは記録員を任された。

 投手でのベンチ入りを狙っていたので、当初は気が進まない部分もあったが、今春のセンバツを制した頃から「データ班でも貢献できる」と考えるようになった。投手だけにバッテリーの配球の読みは的確で、「打者の得意・不得意なコースや守備位置についてもまとめられている」と藤原は感心する。

夏の甲子園決勝戦で投球する吉田輝星。金足農の野球は大阪桐蔭データ班の分析により弱点があばかれていた
夏の甲子園決勝戦で投球する吉田輝星。金足農の野球は大阪桐蔭データ班の分析により弱点があばかれていた
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 「記録員として誇りを持っている」と小谷は優勝の歓喜の輪を見て胸を張った。最後の夏を裏方に徹した分、自身は大学野球で投手に再挑戦する。

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