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【Sコラム】大阪桐蔭「最強世代」の頭脳 データ班「コタニ」の力

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 宮崎県で開かれている野球のU18(18歳以下)アジア選手権の日本代表には、甲子園で2度目の春夏連覇を果たした大阪桐蔭から5選手が選ばれている。主将の中川卓也、藤原恭大(きょうた)、根尾昂(あきら)らが「侍ジャパン」の攻守の要を担っており、改めて今年の高校野球では群を抜いた逸材がそろっていたことを思い知らされる。

胴上げされる大阪桐蔭の西谷監督=18日午後4時19分、阪神甲子園球場(恵守乾撮影)【
胴上げされる大阪桐蔭の西谷監督=18日午後4時19分、阪神甲子園球場(恵守乾撮影)【

タレント軍団の陰にアナリスト

 今春センバツでは21世紀枠で出場した滋賀の進学校、膳所(ぜぜ)の「データ野球」が注目されたが、「最強」と呼ばれたタレント軍団にも陰にデータのスペシャリストの貢献があったことは見逃せない。このデータは3年生の小谷優宇(ゆう)記録員と石田寿也コーチが相手のビデオ映像を見て作成していた。

 金足農(秋田)との決勝は、一回の3得点を足がかりに吉田輝星(こうせい)投手を攻略した。吉田は立ち上がりの制球が不安定で、ボールが先行すると直球でストライクを取りに来るというデータがあった。打者は初球に手を出さず、好球を待つことを徹底。四球と安打で満塁にし、吉田の暴投で先制すると六番・石川瑞貴はフルカウントから147キロの直球を2点適時二塁打にした。西谷浩一監督も「朝のミーティングで話していたデータ通り」とうなった。

 実はこのデータは“一夜漬け”だった。決勝前夜の宿舎取材で小谷は「これから(データを)取れるだけ取る。終わらないなら明日の朝までに…」と話していた。トーナメントはどこが勝ち上がってくるか分からず、分析は次の相手が決まってからになる。

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