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【台風21号】関空「50年に一度」の想定超えた!? 海上空港のもろさ露呈

台風21号 水たまりに覆われた関空の滑走路=5日午前6時31分、関西国際空港(本社ヘリから、安元雄太撮影)
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 大阪・泉州沖で平成6年9月、当時としては世界にも例のない海上空港として誕生した関西国際空港。長年の悩みは地盤沈下で、運営する関西エアポートによると、開港以来1期島は最大3・43メートル、2期島で4・14メートルほど沈んでいる。護岸のかさ上げ工事などで対策を進めてきたが、今回は「50年に1度」の想定を上回る高波が空港島を襲った可能性がある。専門家は「台風で関空島の排水機能が低下した」との恐れも指摘。海上空港特有のもろさが再び露呈した。

 台風21号では4日、満潮に向けて大阪湾の潮位が上がる中、台風接近による気圧の低下が海面をさらに押し上げ、猛烈な風と相まって高潮となったとみられている。

 関空では16年の台風で、護岸を越えた波が道路をえぐり取るなどの被害が発生。護岸が高潮や津波に対して必要な高さを下回らないよう、かさ上げや補強工事を計画的に実施してきた。

 国土交通省によると、冠水した関空1期島のA滑走路は海面から約5メートル高い位置にあり、護岸の高さは約2・7メートル。南海トラフ地震で想定される津波の高さ1・7メートルよりさらに1メートル高い。関西エアポートは高波対策にあたり、「50年に1度に相当する高波が来襲しても、波が護岸を越えないようにコンクリートを継ぎ足した」としていたが、結果として滑走路まで水浸しになった。関西エアポートの広報担当者は「今回の高潮被害は、これまでの想定を上回るものだった」と説明しており、対策については今後協議するという。

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