PR

産経WEST 産経WEST

【浪速風】やはり「第3室戸台風」だった…想定外を想定しなければ(9月5日)

六甲アイランドで吹き飛ばされた車両=5日午前、神戸市東灘区(本社ヘリから、安元雄太撮影)
Messenger

 やはり「第3室戸」だったのか。台風21号の暴風はすさまじかった。昨日は会社の窓から外を見ていると、街路樹がなぎ倒され、横殴りの雨とともにいろんなものが空中を舞っていた。ビルも揺れて、船酔いのように気分が悪くなった。初めての体験である。そして高潮。

 ▼関西国際空港では、滑走路や駐機場などが水没した。大阪湾で記録に残る最高潮位は昭和36年の第2室戸台風による高潮で、それを想定してかさ上げした護岸を越えた。さらに対岸とを結ぶ連絡橋にタンカーが衝突して、孤島になってしまった。好調なインバウンド(訪日外国人客)にブレーキがかからないか心配だ。

 ▼ドイツの鉄血宰相ビスマルクの名言として知られる「愚者は経験に学ぶ」は、自分の経験からしか学ばないという意味のようだ。地震・津波、豪雨などの自然災害だけでなく、この夏の猛暑も「経験にない」が相次いでいる。「想定外」とせずに、一ランク上の想定が求められる。

関連トピックス

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ