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【鬼筆のスポ魂】「入」の字が「人」の字に変わり、まるで別人に…中日・平田を育てた名伯楽の至言

高打率をキープしている中日の平田。土井コーチの助言が好調の一因だ(森本幸一撮影)
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 「入」の字が「人」の字に変わった瞬間、まるで別人!?のように安打を打ち続けている選手がいる。9月に入ったプロ野球は終盤戦を迎えているが、個人成績を見ると“見慣れない名前”がセ・リーグの上位にいる。少々、本人には失礼な表現になってしまったが、リーグ4位の打率3割3分3厘(3日現在)をマークする中日・平田良介外野手(30)だ。

 プロ13年目を迎える平田の過去の最高打率は2015年の2割8分3厘。5年契約の1年目だった昨季は6月に右膝を痛め、そのままシーズン終了。わずか66試合の出場にとどまった。故障を克服するために減量して臨んだ今季、どうしてヒットを打ち続けることができているのか-。

▼【鬼筆のスポ魂】トラぬ狸の…ロサリオ狂騒曲の終焉 打たせられなかった首脳陣の責任

 「入」が「人」…。冒頭のキーワードが安定した打撃内容に直結する。春先から平田の打撃フォームを観察し続けていた土井正博打撃コーチは精神面から来る悪癖を見抜いて、アドバイスしたという。

 「彼の打撃を見ていると“どうしても結果が欲しい”という気持ちから投球に対してバットを当てにいっていた。だからインパクトの時、頭が投手方向に突っ込んで、三塁側から後ろ姿を見ると“入”の形になっていたんだよ。本人にはもっと懐(ふところ)に投球を呼び込んでブワーッと振り切りなさいと。インパクトの時に後ろ姿が『人』にならないとダメだと注意した」

 昨季は故障でフルに働けず、2年連続の成績不振は何としても避けたいという心理状態から今季は投球を迎えにいく傾向が出ていた。そのため、減量して体のキレを戻し、「人」の字になるように構えたスタンスを狭めてステップを工夫。その結果が打撃好調につながった。今後の状況によっては初の首位打者獲得も夢ではない位置にいる。

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