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JAグループ京都、南丹でニホンジカ、イノシシの許可捕獲スタート

シカやイノシシを捕獲するわなを準備するJAグループ京都の職員ら=南丹市日吉町
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 JAグループ京都(京都市)は3日、京都府南丹市日吉町でニホンジカやイノシシを捕獲するわなの設置を始めた。南丹市が11月14日まで約2カ月半の間、捕獲を許可したためで、JAが地元の行政や住民と有害鳥獣対策に取り組むのは全国初だという。

 「ここ数年、シカやイノシシが増え、コメや野菜がやられた年もある。今年も被害が出ないか、心配だ」

 南丹市日吉町の農家、北井完司さん(39)は、有害鳥獣による食害対策に頭を悩ます。府内での有害鳥獣の狩猟は毎年11月15日~翌年3月15日に行われるが、食害が出るのは夏から秋にかけての収穫前が多い。

 府によると、府内の有害鳥獣による農産物被害(平成28年度)は2億9933万円。府内の農家からは「4~10月も駆除ができないか」という声があがっていた。JAグループ京都も平成27年度に有害鳥獣対策本部を設置。職員が捕獲従事者としてわなの設置ができるよう訓練するなど対策を準備してきた。

 南丹市も、昼夜を問わず出没するシカは、住民への安全面も考慮すると「市の大きな課題」(山内守副市長)との認識。狩猟期間外でも捕獲に理解を示す姿勢に転じたことから、今回の捕獲が実現した。

 今回は、期間内に駆除を希望する農家の土地で、わなを計10カ所に設置。最大でニホンジカ200頭、イノシシ50頭を捕獲する計画だ。捕獲した個体は焼却処分にする。

 JA京都中央会の村上友一・総合企画部次長は「南丹での取り組みを成功させ、今後は通年で有害鳥獣の捕獲ができるよう、府や市町村などに働きかけていきたい」と話す。

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