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京大・吉田寮問題、老朽化で寮生の退去求めている大学側が交渉打ち切り示唆

大正時代に建てられた国立大の現役最古の学生寮「吉田寮」の玄関=京都市左京区
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 京都大吉田寮(京都市左京区)の老朽化をめぐり、大学側が9月末までに全員退去を求めている問題で、寮生側は3日、記者会見を開き、先月末の大学側との交渉でも具体的な進展がなく、交渉打ち切りを示唆されたことを明らかにした。

 一方、京大は先月28日、112人の寮生が代替宿舎に転居または転居手続き中とし、「全員退去を求める方針は変わらず、早急に転居してほしい」との文書を公表した。

 寮生は8月末時点で約170人。寮生側によると、協議再開後2回目となる交渉は先月30日に開催した。担当副学長は「寄宿料を払っていない学生は寮生とみなさない」と発言し、具体的な進展はなかった。

 寄宿料は寮の自治会が一括で納めていたが、京大が4月から個別に持参するよう要求。自治会が納入しようとしても受け取りを拒否されている経緯がある。

 また、次回交渉について副学長は「改めて判断する」とする一方、「(打ち切る可能性についても)排除しない」と述べたという。寮生側は引き続き交渉継続を要望し、9月末の退去にも応じない方針だ。

 会見した文学部4年の松本拓海さん(23)は「もはや老朽化問題だけではなく、大学寮の自治廃止の是非にまで発展し、京大の『自由の学風』を問う状況にある」と語った。

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