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【関西の力】タニマチ気質(2)「三方よし」選手支える近江商人の哲学 ミキハウス社長「路頭に迷うやないか」

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 近江商人はその昔、売り手と買い手がともに満足し、さらに社会貢献もできるのが良い商売であるとする「三方よし」の精神を説いた。スポーツ支援を通じ、郷里の先達が説く理念を実践している経営者がいる。滋賀県彦根市出身で、子供服・ベビー服ブランド「ミキハウス」を展開する三起商行(本社・大阪府八尾市)の創業者にして社長の木村皓一(こういち)(72)がその人である。

ミキハウスが支援する競技 主な選手・コーチと戦績
ミキハウスが支援する競技 主な選手・コーチと戦績

延べ57人のオリンピアン、獲得メダルは計20個

 木村は1986年、ソフトボール部を創設したのをきっかけにスポーツ支援に乗り出した。柔道男子60キロ級で五輪3連覇を飾った野村忠宏(42)を筆頭に、輩出したオリンピアンは延べ57人、獲得したメダルは20個を数える。世界で戦える実力を持ちながら、大学を卒業すれば所属先がない。そんな境遇に身を置く選手の駆け込み先として浸透しており、年間250~300件の売り込みが届く。

 「競技力」「費用」「人柄」の観点から検討され、晴れて採用されるのは「多い時で5人ぐらい。できる限り支援してあげたいんですが、予算枠がありますから」。同社経営企画本部副本部長、沢井英光(52)は言う。狭き門を突破すれば社業は免除され、競技に専念できる。選手にしてみれば願ってもない環境だ。

▼【関西の力】タニマチ気質(1)白鵬育んだ「大阪の父」 やせっぽちで声かからずモンゴル帰国前夜に運命開く

「投資じゃない。応援してあげたらいいやん」

 現在所属しているのは13競技の計33人。木村は「僕のところに来るのはマイナー競技とちゃいます。超マイナー」と笑う。アーチェリーにセーリング、テコンドーもしかり。かつては馬術やバトントワリングの選手も預かった。

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