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日本一やかましい祭り「桑名石取祭」 郷土愛育み次世代へ 岡本直之・三重県商工会議所連合会会長寄稿

岡本直之・三重交通グループホールディングス会長
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 夏休みも終わり、空にはいわし雲が、そしてトンボが飛び交い、夜には虫の声が聞こえる。勇ましく元気な夏祭りから華やかで美しい秋祭りへと変わる。

 8月の第1日曜日、桑名商工会議所のご厚意により平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録された「桑名石取祭」を見学させていただいた。「日本一やかましい祭り」と言われる鉦と太鼓のすさまじい音を直に感じ、祭りを大いに楽しませてもらった。長きにわたり伝統を守り続けていただいている地域の皆様に心より敬意を表したい。

 小職が会頭を仰せつかっている津商工会議所も、約1カ月後に控えた「津まつり」(10月6、7日)の準備が慌しくなってきている。津まつりは元来「八幡神社祭礼」と呼ばれる祭りで、江戸時代の寛永年間に始まり、約380年の歴史を誇る。時代とともに祭りの姿は変わっているようだが、『不易流行』の言葉通り、古いものと新しいものがうまくミックスされ、例年多くの人でにぎわう。殊に、平成になって加わった「安濃津よさこい」は、県内はもとより海外からもチームが集まり、津まつりには欠かせぬイベントとなっている。

 「祭り」は、感謝や祈りなどの儀式だが、携わる人々の生活に活力をもたらし、世代間の絆を強め、地域を活性化する役割も持っている。また、子供たちにとっては郷土愛を育む貴重な機会でもある。若者の地方離れ、少子高齢化など担い手の不足から伝統を維持していくには大変な時代となっているが、知恵を出し合い次世代に引き継いでいってもらいたい。

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