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【紀伊半島豪雨7年】復興の夢、必ず-母と祖母を失った女性、自宅跡地で「夢のきくらげ」栽培

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 被災前、人口が200人にも満たない小さな集落だった同地区は住民同士の距離感が近く、真耶さんも家族や近所の人たちと夏祭りに行ったり、バーベキューをしたりして過ごした。かけがえのない思い出が詰まった場所だが、自宅を失って違う町に移り住み、地区との接点はほとんどなくなった。しかし、心の中には故郷の情景が残り続け、被災後に過疎化が一層進んでいると聞くと心が痛んだ。

 かつて近所に住んでいた知人から地区の新たな特産品にするためのキクラゲ栽培を持ちかけられたのは昨春のこと。「故郷のために何かしたい」と決意した。

 中華料理で使われることが多い黒のキクラゲのほか、アミノ酸が豊富で美容にも良いという白のキクラゲも栽培。地元直売所のほかインターネットでも販売しており、県外からも注文が寄せられているという。

 2人が眠る墓地はキクラゲを栽培するビニールハウスからも見える位置にある。故郷の復興という夢に向かう真耶さんは、いつもこう語りかけている。

 「ずっとここで頑張るから、見守っていてね」

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