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【西日本豪雨】「岡山の桃、10年はダメ」風評に負けてたまるか、総社の桃農家「ガンガン出荷していく」 

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 「向こう10年は岡山の桃はダメだ」。西日本豪雨は全国有数の桃の産地・岡山県を襲ったが、同県総社(そうじゃ)市の桃農家組合への最大の影響は、こうした根も葉もない風評だった。土砂崩れで被害を受けた組合の桃畑はわずか1割だったものの、取引先は入荷を一時停止。逆風の中、組合は情報発信を続け、出荷量を回復させた。8月下旬からは中東諸国への輸出もスタート。「総社の桃を世界へ」。復興への道を力強く歩き始めた。(尾崎豪一)

「総社の桃を世界へ」と語る総社もも生産組合の秋山陽太郎さん=岡山県総社市(尾崎豪一撮影)
「総社の桃を世界へ」と語る総社もも生産組合の秋山陽太郎さん=岡山県総社市(尾崎豪一撮影)

 7月の西日本豪雨で、桃が植わった山肌は何カ所も崩落。平地の桃畑は泥水につかった。若手桃農家でつくる「総社もも生産組合」の組合長、秋山陽太郎さん(38)によると、桃畑の被害は同組合だけで計約1ヘクタールと全体の約1割に及んだが、被災翌日の7日には早くも出荷を再開した。

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 直後に主要取引先だった首都圏の百貨店から電話が鳴った。「お中元の注文をストップさせましたので、気になさらず、復旧に力を入れてください」。入荷停止を伝える連絡だった。

 「よかれと判断したのだろうが、止められる方がよっぽど困る」。その後も業者から問い合わせが相次ぎ、インターネット上には「向こう10年はだめだ」と心ない言葉もあった。頭をよぎったのは、平成26年に大雪の影響で出荷を止めたことで風評が広がり、連鎖的に取引環境が悪化した山梨の桃農家の話。秋山さんらは危機感を募らせた。

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