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【虎のソナタ】シンデレラが青柳迎えに来た-村山実名言「貧打でも、いつかきっと二枚目王子様が…」

5回を終え、梅野(右)とタッチする青柳。打線の援護ももらい、甲子園での快勝を演出だ
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 「投手は女性心理であるべきだ」と言ったのは阪神永久欠番「11」村山実です。もちろん女性のように繊細な神経をもって投げろということと、もう一つ村山さんが強調していたのは「いくら貧打でも、いつかきっと“二枚目の王子様”が私を迎えに来てくれる(点を取ってくれる)…と思い続けることが大事なんや」と。これは心理学でいう『シンデレラ・コンプレックス』というべきで米の女性作家C・ダウリングが指摘している。

 つまり…だ。この夜の甲子園の先発はDeNA今永。阪神は今季初登板の青柳だから心理的には青柳のほうが数倍不安。

 だが…DeNAの二塁手石川は一回の糸井の平凡なゴロを一瞬、目を離し併殺をミス。三回は一死一塁から北條の平凡なゴロをポロッとやり…チェンジが一、二塁となり…もう投手今永は心理的にはズタズタ。でも「いつかは王子様が馬車にのって迎えにきてくれる…」なんて思えなかったようだ。

 投手がふがいない投球をしたら最強の西鉄ライオンズ時代の豊田泰光は、返球のボールをわざと地面をボーリングのように転がして投手に返した。“情けない投球をしやがって…”と。

 今、そんなことをしたら大騒ぎになる。“怒り虫”だった村山実は例えばこの夜のケースなら多分、ボールを2、3球、地面にたたきつけてから…気を沈めてからまた力投しただろう。

 筆者が言いたいのはそれだ。投手心理はシンデレラ・コンプレックス…という定理はそこにある。抑え投手として至芸のピッチングをした江夏豊もまたバックがミスをしてもマウンドでニヒルにうすら笑いで自分を抑えたものだ。

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