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【野球がぜんぶ教えてくれた 田尾安志】愛情が経営の大前提

試合前にソフトバンク監督だった王貞治氏(右)と笑顔で握手する楽天監督時代の田尾安志氏 
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 「プロ野球球団を持ちたい」。ツイッター上の、そんなつぶやきが波紋を広げた。発したのは、衣料品通販サイト「ZOZOTOWN(ゾゾタウン)」を運営するスタートトゥデイの前沢友作社長。同氏はZOZOマリンスタジアムのネーミングライツ(命名権)を持っている。「狙いはロッテではないか」。あいまいな臆測も流れた。

 球団経営に手を挙げる人がいること自体、悪いことではない。球界の発展を思えば、ありがたい。だが、気になることがある。どういう気持ちで球団を持ちたいと考えているかだ。

 球界再編問題が巻き起こった2004年オフ、僕は新たに誕生した楽天の初代監督を引き受けた。「(新球団の)楽天がしっかりしないと、球界全体がダメになる」という強い危機感があった。球界が発展するために、貢献したい。楽天のチームづくりを軌道に乗せ、プロ球団のレベルにするのが役目だと思った。

 僕が考えていた成否のカギの一つは、地域密着。あえて、ユニホームに会社名を入れないことを三木谷浩史オーナーに提案した。米大リーグでは、球団の親会社がどこか、ユニホームを見ても分からない。地域に根ざし、地元のファンに愛される球団の証しとして、それが格好いいと思った。オーナーも「いいですね」と応じてくれたが、実際は会社名が入っていた。正直、がっかりした記憶がある。

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