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【実録 韓国のかたち】第5部(2)政権交代し「恐怖政治」到来 民放採用試験の「左偏向」訴えたら逮捕…

2回目の南北会談で抱擁しあう韓国の文在寅大統領(右)と北朝鮮の金正恩委員長=2018年5月(
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南北合同チームに関する問題に「左に偏向している」と疑問

 7月26日、韓国最大の民間放送局、文化放送(MBC)の公正放送労働組合のトップ、李(イ)スンイムが出勤途中に緊急逮捕された。

 逮捕容疑は「業務上横領、著作権法違反、業務妨害」。MBCが3月に実施した新入社員採用試験の問題を李がMBCの社内サイトに無断で公開したというのだ。

 採用試験で監督官をつとめた李は「試験問題が左に偏向している」と疑問を感じて公開を決断した。

 試験問題は2つ。「平昌(ピョンチャン)五輪の南北合同チーム」に対する考えを問うものと、「北韓(北朝鮮)の先軍政治の意味」を問うものだった。

 MBCが採用試験に南北合同チームに関する問題を出したのには理由があった。南北間の融和ムードを演出するため、文在寅(ムンジェイン)政権はアイスホッケー女子のチームに「無資格」の北朝鮮選手を無理やり押し込んで合同チームを作ったが成績はふるわなかった。

 韓国の世論は文政権の姿勢を支持する勢力と批判的な勢力に二分された。

 文の擁護者たちは「スポーツ交流が統一の出発点」となったと肯定したが、格差に悩む若者の多くは「努力してきた韓国選手の出場機会を奪うもので不公平」と批判的だった。

▼第5部(1)「20年政権」へ左派勢力、国家権力総動員で保守派根こそぎ排除

思想傾向を問う

 李は当日の試験会場の雰囲気についてこう話した。「問題用紙を受け取った受験生たちは驚いた表情をしていた。忘れもしない。彼ら彼女らは、左に寄った答案をかくべきか、右に寄った答案を作成すべきか悩んだだろう」

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