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不当な身体拘束でエコノミークラス症候群発症・死亡 入院男性遺族が病院提訴

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 石川県野々市市の精神科病院で平成28年12月、入院していた大畠一也さん=当時(40)=がエコノミークラス症候群で死亡したのは病院の不当な身体拘束が原因だったとして、大畠さんの両親が27日、病院を経営する社会福祉法人金沢市民生協会(野々市市)に約8630万円の損害賠償を求め金沢地裁に提訴した。

 訴状によると、大畠さんは統合失調症の診断を受け28年12月6日に入院。同14日から「前日に職員への暴力行為があった」として手足や胴体を拘束され、同20日に身体拘束を解除された直後に亡くなった。看護記録では、拘束中に抵抗する様子はみられなかった。

 厚生労働省が定める基準では、患者の命に危険が及ぶ切迫性や代替手段が他にない補充性があれば身体拘束が認められるが、両親は暴力行為があったとされる翌日に拘束しており要件を満たしていないと主張。またエコノミークラス症候群発症を防ぐ適切な処置をしていなかったとしている。

 両親が金沢市内で記者会見し、父親の正晴さん(67)は「面会が許されず、拘束されていることも知らなかった。病院からの説明も二転三転していた」と話し、「こうした拘束は息子で最後にしてほしい」と訴えた。

 病院側は「訴状を見ていないためコメントできない」としている。

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