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【浪速風】トランプ大統領と金正恩委員長 相思相愛は「夏の夜の夢」? むしろ「じゃじゃ馬ならし」を(8月25日)

米朝会談を報じる鶴橋商店街の街頭テレビ=6月12日、大阪市東成区 (安元雄太撮影)
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 「邪(よこしま)なものでも、もともとはっきりした形がないのだもの、恋するものはそれに立派な形を与えてしまうのだわ」。シェークスピア「夏の夜の夢」(福田恆存(つねあり)訳)より。登場人物は妖精のせいで恋する相手を間違え、喜劇が繰り広げられる。

 ▼今週妙に頭に残ってしまったあの言葉も、「夏の夜の夢」だったのではと思いたい。「私は彼が好きだ。彼も私が好きだ」。「私」はトランプ米大統領、「彼」は北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長。ロイター通信のインタビューで大統領が語った。信頼関係の醸成も確かに必要だが。 

 ▼好きになる相手を見誤っていないか。非核化交渉が停滞しているだけではない。北朝鮮はなおも核やミサイルの開発をやめていないとの指摘が、あちこちから出ている。2度目の首脳会談も取り沙汰されている。必要なのは甘い恋の夢を見ることではない。シェークスピアの作品にちなんでいうなら、「じゃじゃ馬ならし」をする強さである。

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