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【痛み学入門講座】指曲がり症には豆腐と「エクオール」

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 指の関節が変形してしまうことで痛みが生じる「ヘバーデン結節(けっせつ)」(別名「指曲がり症」)を紹介する。各々(おのおの)の指にある3つの関節(親指は2つ)のうちで、1番先端の関節(DIP関節と呼ぶ)に起こる変形性関節症がヘバーデン結節である。同じく2番目の関節(PIP関節)の変形は、「ブシャール結節」と呼ばれる。ヘバーデン結節の初期症状は痛みと腫(は)れであるが、いずれ別の指や反対の手にも波及する。進行すると、複数の指のDIP関節に塊(かたまり)ができるようになる。医療機関では、年齢のせいや使い過ぎとして片付けられることも多いようだ。

 更年期以降や産後授乳期の女性に多くみられるが、これは女性ホルモンのエストロゲン(卵巣から分泌されて、プロゲステロンとともに性周期を成立させている)不足が発症の原因となっていることによる。エストロゲンはそれ自体で機能することはないが、受け皿となるエストロゲン受容体と結びつくことで力を発揮する。

 この受容体にはαとβの2種類がある。αは子宮内膜や乳腺(にゅうせん)に、βは骨、脳、血管、さらには関節包(ほう)、腱鞘(けんしょう)、靭帯(じんたい)の滑膜(かつまく)などにも存在する。したがって、排卵後にエストロゲンの量が低下すると、これらの滑膜が厚くなり始め、月経前に最も厚くなる。つまり、エストロゲン不足によって関節や腱が腫れるようになるのだ。このことは「母指CM関節症」=親指の付け根にある中手骨と大菱形(ひしがた)骨の間の関節症、「腱鞘炎」、「手根管(しゅこんかん)症候群」なども更年期以降の女性に多くみられるゆえんである。

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