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【西日本豪雨】ダム放流情報、周知せず 河川氾濫の広島県三原市

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【西日本豪雨】
ダム放流情報、周知せず 河川氾濫の広島県三原市

水に浸かった広島県三原市=7月9日 水に浸かった広島県三原市=7月9日

 西日本豪雨に伴う河川の氾濫で3人が犠牲になった広島県三原市が、市内を流れる沼田川上流の県営椋梨ダム(同県東広島市)で雨量増加により大量放流すると知らされながら、住民らに情報を伝えていなかったことが22日、県や市への取材で分かった。市は法的な義務はなかったとした上で「結果は重く受け止め、今後の情報提供の方法を検討したい」としている。

 河川法は放流の際に、ダムの設置者に事前の情報提供を義務付けており、今回の場合、義務は県に生じる。県は7月5日午後6時に放流を開始した際、現場一帯でサイレンや広報車で情報を発信していたが、市に住民への周知を要請していなかった。

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 県や市によると、椋梨ダムの放流開始時と、ダムに流れ込む水の量が基準に達した7月6日午後6時ごろ、県からファクスで通知があった。だが、市は情報を住民に伝えず、避難指示を出すための検討材料にもしなかった。

 市は同7時40分、気象庁の大雨特別警報を受け、市全域に避難指示を出した。同10時10分、沼田川で最初の氾濫が発生した。

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