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【西日本豪雨】雨量基準超えの3時間後に避難勧告 12人犠牲の広島・熊野

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広島県熊野町の土砂崩れ現場=11日
広島県熊野町の土砂崩れ現場=11日

 西日本豪雨で12人が亡くなった広島県熊野町が土砂災害があった7月6日に避難勧告を出したのは、地中に含まれる雨量の推計値が町の基準を超えた約3時間後だったことが22日、町への取材で分かった。町は「対応に不備があった」と認め、基準を見直すとしている。

 町が定める避難情報の判断・伝達マニュアルによると、地中に含まれる雨量の推計値「実効雨量」が150ミリに達すれば、勧告を出すことができる。7月6日は午後3時40分に実効雨量が勧告基準に達し、午後4時に町長らが開いた会議で勧告を出すかどうかは午後7時に判断すると決めた。

 その後、降雨量が増えて午後6時10分には土砂災害警戒情報が出され、町は午後7時に全域に避難勧告を発令。その40分後には、より危険が高まったとして避難を指示した。午後8時すぎ、町内の住宅団地「大原ハイツ」では裏山が崩れ、12人が犠牲となった。

 町は勧告が遅れた理由を「災害の経験が乏しく、斜面崩落などの前兆現象や土砂災害警戒情報の発表を見て判断しようと思っていた。当時は様子見の状態だった」と説明。反省を踏まえ、実効雨量の基準値を下げるなど早期避難に向けた対策に取り組む。

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