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無人島「臼ケ浦島」の“穴場”海水浴場終了 利用者ら惜しむ声 兵庫・香美町

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柴山港沖に浮かぶ臼ケ浦島
柴山港沖に浮かぶ臼ケ浦島

 兵庫県香美町香住区の柴山港沖に浮かぶ無人島の臼ケ浦島の海水浴場が19日で終了した。島を往復する渡船の老朽化などで、運営者が今夏での閉鎖を決めた。利用客らに惜しまれながら、戦前から続く“無人島ビーチ”の夏は終わった。

 臼ケ浦島は柴山港北約3キロにあり、周囲約500メートル。戦前から地元住民らが手こぎ船などで島に渡り、海水浴に利用したが、昭和40年代からは地元の柴山観光協会が夏場だけ、海水浴客の渡船を運航していた。

 香住区内の7海水浴場の中でも穴場として知られたが、天候に左右されるため、年々利用客は減少。昨シーズンは約1300人だった。

 今年は7月14日の運航スタート前に、今夏での終了を告知したことや7月からの猛暑で、利用客は順調に推移。7月は806人、8月は1014人で、今シーズンは1820人の利用だった。

 最終日の19日も猛暑で朝から若者グループや家族連れらが訪れ、午後4時半までの利用は39人。島を離れる利用者の大半が、海水浴場の終了を残念がっていた。神戸市から母親と訪れた高校2年の細川凌さん(16)は「海もきれいなので、終了はさみしい」と話した。

 運営する民宿「神田屋」経営の神田幸範さん(56)は「開設期間中はトラブルや事故が心配で、無事に終了日を迎えてホッとしています」と話した。

 老朽船となった渡船「第5かもめ丸」(定員30人)は廃棄処分とし、20日には同島の海水浴関係の施設もすべて撤去した。

臼ケ浦島の往復に活躍した「第5かもめ丸」。19日に役目を終えた
臼ケ浦島の往復に活躍した「第5かもめ丸」。19日に役目を終えた

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