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【浪速風】隠れるなら人の中 富田林署脱走の容疑者、追いつめるのは880万府民の目だ(8月20日)

樋田淳也容疑者(大阪府警の手配書から)
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 「賢い人は木の葉をどこに隠す?」「森の中だ」。G・K・チェスタトンの推理小説「ブラウン神父」シリーズに出てくる名言である。ならば人が隠れるなら、人混みに紛れることだろう。大阪府警富田林署の面会室から樋田淳也容疑者(30)が逃走して1週間以上になる。

 ▼府警は3000人態勢で懸命の捜索を続け、逮捕前の映像や変装した場合の8パターンの似顔絵を公開して情報提供を呼びかけているが、行方はようとしてつかめない。樋田容疑者はひったくりを繰り返しながら、逃げ回っているらしい。いずれ捕まると信じるが、強盗致傷容疑などで逮捕された凶悪犯だけに、不安は大きい。

 ▼ブラウン神父は「森がなければ、自分でつくることだ」と推理して、巧妙に死体を隠したトリックを見破ったが、1人の名探偵よりも880万府民の協力が必要だ。身近に潜んでいるかもしれないと目配りしたい。もちろん府警には失態の猛省と再発防止策を厳しく求める。

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