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【富田林脱走】逃走1週間、周到に計画か 手薄な日曜に決行

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【富田林脱走】
逃走1週間、周到に計画か 手薄な日曜に決行

樋田淳也容疑者をめぐる主な経過 樋田淳也容疑者をめぐる主な経過

 大阪府警富田林署で勾留されていた無職、樋田(ひだ)淳也容疑者(30)が面会室から逃走した事件は19日で発生から1週間。留置管理の不備に加えて、さまざまな事情が樋田容疑者に有利に働いたことが分かってきた。さらに面会に来た弁護士に退出を促し、「接見終了は自分から伝える」と1人になる時間をつくっていた事実も浮上。決行時期を見計らった計画的逃走の疑いも出ている。

「偶然」が手助け

 富田林署東側の約3メートルのコンクリート塀。上部には有刺鉄線が付き、一見ひるむような高さだが、樋田容疑者はさほど苦労せずに乗り越えたとみられる。署の駐車場には脚立があったからだ。

 逃走を容易にした“偶然”は脚立だけではない。面会室のアクリル板は約30年前に設置されたものだった。けやぶるのに、さほど時間はかからなかった。

 弁護士側のドアを開けても、人の出入りを知らせるブザーは鳴らなかった。少なくとも1年以上前から、電池が入っていなかったからだ。

 面会室の隣の待合室。逃走当日は日曜日の夜間のため、警察官は詰めていなかった。さらに、署員のスニーカーまで置かれていた。樋田容疑者はサンダルから履き替え、署のコンクリート塀を越えて夜の街に逃れた。接見終了からわずか約30分間の出来事だった。

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