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【大阪北部地震】見えない心の傷を癒やすため 学び考え続ける 「臨床宗教師」目指す決意

地震3日後の臨床宗教師実習で、特別養護老人ホームの利用者から話を聞く岡至さん(奥)。自坊も被災した=6月21日、大阪府茨木市(小野木康雄撮影)
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 大阪北部地震は発生から18日で2カ月。被災した大阪府茨木市の善照寺僧侶で龍谷大大学院2年の岡至(いたる)さん(24)は、宗教者の専門職「臨床宗教師」を目指して研修に励んでいる。0歳のときに阪神大震災の影響で病気の手術が延期され、生死にまつわる苦悩を和らげる僧侶の役割に関心を持ってきた。それが今回直面したのは、だれも救うことのできない非力な自分だったという。「とにかく学び、考え続ける」。被災寺院の跡取りとして、そう決意している。

 6月18日午前7時58分。「ゴゴゴ…」という轟音(ごうおん)とともに、境内が激しく横に揺れた。

 何が起きたのか、最初は分からなかった。収まるとすぐ、庫裏(くり)2階の自室から離れに走った。足の不自由な祖母(87)が1人で住んでいるからだ。洗面台にしがみついて無事だった姿を確認し、肩を抱き合ってほっとしていると、出かけたばかりの両親も戻ってきた。

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