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【浪速風】一服の涼を感じる風鈴の音、夏の風物詩が「生活騒音」とは…(8月17日)

夏の風物詩・風鈴が生活騒音とは…
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 大阪メトロ四つ橋線のなんば駅の改札口に、風鈴がつられている。ホームに電車が入る度に、地下からの風でチリン、チリンと鳴る。猛暑を忘れるとまではいかないが、「涼しさを風鈴一つそよぎけり」(正岡子規)。鳥取から岡山、兵庫を結ぶ智(ち)頭(ず)急行では、毎年夏に風鈴列車を走らせている。

 ▼以前、夕暮れの東京・銀座で、天秤(てんびん)棒をかついだ風鈴売りを見かけた。売り声がしないと思ったら、風鈴の音色が呼び込みになっている。江戸情緒を感じさせたが、今もあるのだろうか。そういえば、最近は風鈴をつるす家が少なくなった。窓を開け放っていても、音が聞こえてこない。

 ▼「うるさい!」と近所から苦情が出るからという。夏の風物詩も生活騒音かと首をかしげるが、確かに耳障りに感じる人がいるかもしれない。わが家には息子が小学生のころに作った風鈴がある。窓を閉めて、エアコンの吹き出し口にでもつるしてみようか。風情はないが仕方あるまい。

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