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【銀幕裏の声】世界の細田アニメ 最新作「未来のミライ」、本当は“実話”

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 そのとき、細田監督は長男に「パパも大きくなった妹が見たいなあ」と言うと、妻は「私はゆっくりと成長してくれたらいい」と答えたという。

 このシーンは、星野と麻生が声を担当する夫婦の姿で、そのまま劇中で再現されている。

 冒険の中で若い頃の両親や祖父母たちに出会いながら、くんちゃんはたくましく成長していく。戦争の苦労を乗り越え生きる祖父母から勇気をもらう場面は感動的だ。

 「実は国内外で幼児の視点から描かれたアニメはほとんどない。幼児が大人に教えてくれることは多いのに」と細田監督は言う。

■実体験に基づきテーマ選ぶ

 これまで細田監督は新作を製作する際、自らの体験に基づき、テーマを選んできた。

 新婚時代に製作した「サマーウォーズ」(平成21年)の舞台は長野県上田市。細田監督の妻の故郷だ。

 「何度も妻の実家を訪れているうちに、上田市の風景や歴史に惹(ひ)かれたんです」と取材で細田監督は明かした。

 この物語は、東京から来た男子高校生が、上田市で暮らす大家族と力を合わせ、ネット空間と現実世界で戦うSF。「私は一人っ子の家庭で育ったが、妻は大家族。日本で失われつつある大家族の絆をテーマにした」と話していた。

 次作の「おおかみこどもの雨と雪」(24年)を製作したきっかけは、細田監督の母の死だった。

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