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【ビジネスの裏側】日本人より日本人らしい? 米教授陣、団結と精神力を説く 関西・ハーバードフォーラム

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【ビジネスの裏側】
日本人より日本人らしい? 米教授陣、団結と精神力を説く 関西・ハーバードフォーラム

関西・ハーバードフォーラムで基調講演するハーバード・ケネディスクールのロジャー・ポーター教授=7月10日、大阪市北区 関西・ハーバードフォーラムで基調講演するハーバード・ケネディスクールのロジャー・ポーター教授=7月10日、大阪市北区

 能力主義でリストラは当たり前という、米国企業に抱きがちな日本人の固定観念を打ち砕く言葉だった。

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 基調講演後のパネルディスカッションでは、ベンチャー育成をめぐって議論が白熱した。

 ここでも、合理主義ではくくれない米国の企業風土に会場の関心が向けられた。ベンチャーに求められるのは、利益重視の冷徹な経営判断よりも、もっと人間的な情熱だというのだ。

 「すべての成功した起業家には世界を変えたいという強い使命感があった。自分のやり方がこれまでより優れているという強い信念だ」

 そう熱っぽく語ったのは同スクールのリチャード・キャバナフ非常勤講師。

 大林組の大林剛郎会長が「日本には米国のようにベンチャーの奇抜な発想を受け入れる素地がない」と指摘したのに対して、キャバナフ氏は「米国でもほとんどのベンチャーが失敗する。不屈の精神、粘り強さが必要」と強調した。

 ほかの参加者からは「なぜ日本の良い技術が世界標準を取れないのか」と疑問が示されたが、キャバナフ氏は「日本にも起業家精神の黄金期があった。1950~70年代に自動車や家電メーカーが成長し、日本がグローバルスタンダードだった」と問いかけた。

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