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【和歌山毒物カレー事件20年(上)】いじめ、婚約破談…死刑囚の息子、逃れられない十字架 「母信じたいが…」消えぬ苦悩

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 この質問に真須美死刑囚は、驚いたような表情を浮かべたが、和久さんを見つめ返し、「やっていない。やる意味がない」ときっぱり答えたという。

 話題は、平成11年から始まった和歌山地裁での公判での態度にも及んだ。当時、真須美死刑囚が傍聴席に向けて時折不敵な笑みを浮かべていたことに被害者や遺族からの批判の声が上がったが、真須美死刑囚は「(和久さんたちに)元気だと伝えたかった」と釈明。その一方で、和久さんら子供4人に対して申し訳ない気持ちがないかを尋ねると「その質問が来るのが怖かった」と声を震わせたという。和久さんは死刑囚として目の前にいる人が自分の母なのだと感じざるにはいられなかった。

 真須美死刑囚は事件から一貫して無実を主張し、死刑判決の確定後は再審を求め続けている。和久さんは事件後の境遇から真須美死刑囚を恨んだ時期もあったが、現在は「母が『やっていない』と話す以上、家族としては信じたい」と思うようになった。

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