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香川県原爆死没者慰霊平和祈念式、慰霊碑前で40人が参列

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香川県原爆死没者慰霊平和祈念式、慰霊碑前で40人が参列

原爆死没者の碑に花をささげる参列者ら=高松市 原爆死没者の碑に花をささげる参列者ら=高松市

 香川県原爆死没者慰霊平和祈念式が、高松市の峰山公園にある「原爆死没者の碑」の前で営まれた。被爆者や遺族ら約40人が参列し、犠牲者の冥福を祈るとともに平和への決意を新たにした。

 県原爆被害者の会が、長崎の「原爆の日」の9日に行った。保育園児らが作った千羽鶴を碑に供え、全員で黙祷(もくとう)。胎内被爆者である同会の好井敏彦会長(72)は「被爆者の平均年齢は82歳を超えたが、活動している人たちの背中を見て2世、3世の会が全国で発足している。応援してほしい」。最後に、出席者が碑に花をささげ、静かに手を合わせた。

 高松市から参加した冨野美智子さん(86)は昨年暮れに91歳で亡くなった被爆者の夫、長久さんについて、「長い間ごくろうさまでしたと言いたい。若い頃からずっと苦しんだ。当時の悲惨な状況を連想させる食べ物を受け付けなかった」と静かに話した。

 香川県では昨年度24人の被爆者が亡くなり、被爆死没者名簿記載者の総数は865人になった。

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