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【脳を知る】実は夏に多い脳梗塞 脱水で血液の粘度が上がるため

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 最近では特に脳梗塞発症から時間が経過した症例で、パーフュージョンCT(コンピューター断層撮影装置による脳血流の計測)またはMRI(磁気共鳴画像装置)で脳血流検査を行い、救済できる脳組織の有無を評価してから治療することがあります。欧米の脳卒中ガイドラインでは、このような検査で救済できる脳組織があれば、脳梗塞発症から16時間、最長で24時間までは、閉塞する血管を再開通させるカテーテル治療が推奨されています。

 日本は現在のところ、前述したように脳梗塞発症から8時間以内までしか、カテーテル治療は推奨されていません。近々、日本でも脳梗塞発症から8時間以降でもカテーテル治療が推奨される日がくると思いますが、私たちの施設では以前から脳梗塞発症後に時間が経過していても脳血流検査を行い、救済できる脳組織があると判断すればカテーテル治療を行ってきました。今後、さらに脳梗塞の急性期治療に貢献できればと思います。

 ただし、脳梗塞は予防することが第一に重要ですので、みなさん、夏場は水分をしっかり補給して、脱水には注意しましょう。

 (県立医科大学 脳神経外科 講師 八子理恵)

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