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【夏の甲子園】龍谷大平安が100勝達成 OB衣笠祥雄さんに捧げる1勝 原田監督男泣き

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【夏の甲子園】
龍谷大平安が100勝達成 OB衣笠祥雄さんに捧げる1勝 原田監督男泣き

【鳥取城北-龍谷大平安】サヨナラ打を放った安井大貴と握手する龍谷大平安・原田英彦監督=11日、甲子園球場(水島啓輔撮影) 【鳥取城北-龍谷大平安】サヨナラ打を放った安井大貴と握手する龍谷大平安・原田英彦監督=11日、甲子園球場(水島啓輔撮影)

 第100回全国高校野球選手権大会第7日は11日、甲子園球場で1回戦が行われ、4年ぶり出場の龍谷大平安(京都)が3年ぶり出場の鳥取城北に3-2でサヨナラ勝ちし、2回戦に進んだ。龍谷大平安は甲子園大会通算100勝目。

 龍谷大平安は、したたかさとしぶとさでサヨナラ勝ちに持ち込んだ。

 八回に同点に追い付かれ、2-2の九回。2死走者なしから、1番打者の水谷が四球を選ぶ。ベンチからのサインはなく、「自分が流れを変えてやろうと思った」。巧みなスタートで2球目で二盗し、5球目ですかさず三塁を陥れた。

 打者の安井は、冷静に機を見ていた。フルカウントから直球を振り抜き、左前適時打で試合を決めた。「平安のプライドを出そうと思った」と胸を張った。

 1908年に創部した野球部は、これで春夏合わせて74度目の出場で、甲子園通算100勝を達成。100回大会で記念すべき1勝を飾った。1993年に母校の監督に就任し、自らを「平安ファン」と公言する原田監督は「本当に勝ちたかった…。(平安は)強くないとあかん、という気持ちでやってきた」と号泣した。

 チームは特別な思いを持って試合に臨んだ。同校OBで、プロ野球・広島で活躍した衣笠祥雄さんが4月に亡くなった。あこがれの「鉄人」に捧ぐ1勝にもなった。

 「これまでも逆境や重圧をはね返してきた」と指揮官。自信を深めた古豪が、力強い一歩を踏み出した。(吉原知也)

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