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【大阪ブルース!】ザ・たこさん、結成から四半世紀にして初のベスト盤 はっとさせられる選曲

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【大阪ブルース!】
ザ・たこさん、結成から四半世紀にして初のベスト盤 はっとさせられる選曲

ザ・たこさんの新譜「~ザ・たこさん 傑作選~ 名曲アルバム」 ザ・たこさんの新譜「~ザ・たこさん 傑作選~ 名曲アルバム」

 前回ちらりとご紹介したついでに、ザ・たこさんの新譜レビューも。バンド結成から四半世紀にして初めてのベスト盤。そもそもインディーズのバンドだし、メンバーも別に生業を持っているので、さほどたくさんアルバムが制作できてきたわけでもない。オリジナル・アルバムもこれまでにわずか、というべき6枚。オリンピック並みの周期である。

 今回は満を持しての二枚組。一枚目は「名曲アルバム」と題された14曲。最近の二作から見比べれば、こういう切り口があったかとはっとさせられる選曲である。「名曲アルバム」と呼ぶにふさわしく、初期から最新作に至るまでのこのバンドの抒情的な側面が綴られている。ライブだとついつい躍らせる曲にばかり気を取られてしまうが、「我が人生、最良の日」に代表されるリリカルな曲の数々を心待ちにしているファンも多い。持ち時間の少ない日頃のライブではなかなかかからない曲も多いが、ほぼ全曲リミックスされていて今の彼らの音になっているので、すでにオリジナル・アルバムをお持ちの方にもぜひお聴きいただきたい。中でも「突撃!となりの女風呂 (On A Blow)」は12インチシングルの初CD化。ライブでの演奏そのままにたっぷり楽しめる。

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 二枚目は、去年の味園ユニバースでのライブを収めた、初めてのライブ・アルバム。今年の味園ユニバース「ザ・タコサンアワー」の選曲は「名曲アルバム」に沿ったものだったが、本作はまたがらりとセットリストが違う。「名曲アルバム」と対をなすかのようなダンス・ミュージック中心のセットリストと、なかなか引き出しの豊かな連中である。MCがほとんど入らず、次々に進んでゆく彼らのライブの楽しさを味わっていただける。

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