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【西日本豪雨】被災地巡り古本無料配布 長野の会社が「ブックバス」

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 インターネットで古本の買い取り、販売を手掛けるバリューブックス(長野県上田市)の所有する「BOOK BUS」が7~9日の3日間、西日本豪雨の避難所などを回り、被災者に無償で本を配った。窮屈な避難所生活が長引く人も多く、担当者は「子供に喜んでもらいたい」と話している。バスは今後も被災地を訪れる予定だ。

 岡山県倉敷市真備町地区で9日、避難所になっている園小の中庭に止められたバスの周りに人だかりができていた。ガーデニングの本や雑誌を腕いっぱいに抱えた女児は「お母さんにあげるの」とうれしそうだ。

 バリューブックスは、移動図書館として使用されていたバスを改装。社員自ら塗装し、車体にはチョークで落書きができるなど子どもが楽しめるよう工夫を凝らした。週末などに全国各地のイベントを回って本を販売している。

 買い取った本の半数は在庫が多すぎたり、状態が悪かったりして販売できない。同社ではそうした本を保育園や老人ホームなどに寄付しており、西日本豪雨の被害を知って被災者に無料で配ることを決めた。

 今回バスに積んだ千冊以上のうち、約半数が子ども向けの絵本。他に料理本や文芸書も用意した。6日早朝に長野県を出発した後、最初に向かった広島県呉市の児童館では100人近くの子どもが集まった。その後、同県三原市や倉敷市を回り、3日間で3分の2ほどの本が配られた。

 バリューブックスの社員広瀬聡さん(59)は「予想以上の反響で驚いた。被害の大きさにショックを受けたが、子供の元気はどこへ行っても変わらない」と笑顔を見せた。

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