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虐待相談5千件超 過去最多、心理的が過半 兵庫県

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虐待相談5千件超 過去最多、心理的が過半 兵庫県

 兵庫県は、平成29年度に県こども家庭センター(児童相談所)で受け付けた児童虐待の相談件数が3673件で、過去最多の28年度(2879件)を大幅に上回ったと発表した。神戸市こども家庭センターへの相談件数(1548件)も含めると5221件となり、統計を取り始めた2年以降で最多を更新した。

 県児童課によると、相談の種類別では、暴言を浴びせるなどの心理的虐待が全体の半数以上を占める2198件。身体的虐待(790件)、育児放棄などのネグレクト(641件)、性的虐待(44件)と続いた。

 虐待された子供の年代は小学生が1301件で最も多かった。家庭センターへの相談経路は、警察からが2184件、近隣・知人が665件となっており、警察との情報共有が進んだことが相談件数の増加にもつながったという。

 県は家庭センターに配置する児童福祉司の採用を増加させて態勢を強化している。ただ、虐待者が行為に及んだ理由については統計を取っておらず、早期発見に向けた取り組み以外に有効な予防策の検討は進んでいない。また、県がまとめているのは相談件数だけで、実際に行われた虐待行為の件数も把握できていないとしている。

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