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【西日本豪雨】支援届かぬ被災地、「民の力」で復興後押し 個別訪問、ボランティア運賃無料…岡山・広島

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 西日本豪雨では、甚大な被害が出た地域ほど充実した支援が届きにくい被災地もある。そうした中、岡山県笠岡市では被災者の要望に応えようと、住民自らがボランティアセンターを運営。高齢化が進む広島市南区の離島・似島(にのしま)では、フェリーを運航する海運会社がボランティア運賃を無料にするなど「民の力」で復興を後押ししている。(神田啓晴、細田裕也)

復旧ボランティアに説明する民間ボランティア団体「ぞうきんプロジェクト@笠岡」の小林好恵代表=5日、岡山県笠岡市(鳥越瑞絵撮影)
復旧ボランティアに説明する民間ボランティア団体「ぞうきんプロジェクト@笠岡」の小林好恵代表=5日、岡山県笠岡市(鳥越瑞絵撮影)

 「今日は力仕事が多いです」「床板を剥がしてヘドロをかき出してください」

 笠岡市走出の北川公民館に設置されたボランティアセンターで5日朝、市民団体「ぞうきんプロジェクト@笠岡」の共同代表、小林好恵さん(45)は、ボランティア約10人を前に活動内容を説明していた。

 小林さんが手にする「災害ボランティアニーズ受付票」には「倉庫内の災害ゴミの収集」「母屋床ふき※来る前に連絡してほしい」など具体的な依頼が並ぶ。

 岡山県内でも52人が死亡した倉敷市などでは、社会福祉協議会がボランティアセンターを運営している。笠岡市でも住民1人が犠牲になり、200棟以上が全半壊や床上浸水する被害が出たが、社会福祉協議会は7月17日にボランティアの派遣を縮小。被災を免れた小林さんら11人が集まって翌18日、自主的に「ぞうきんプロジェクト@笠岡」を結成した。

 小林さんによると、市内では豪雨から1カ月がたった今も、住宅の片付けや災害ごみの回収などボランティアの需要はあるが、「倉敷の方が大変だから」と依頼を遠慮したり、ぬれたままの畳で寝起きしたりする住民もいたという。

 このため、小林さんらはSNSで市内外からボランティアを募集。浸水被害が集中した同市北川地区を中心に100軒以上を戸別訪問するなどして依頼を聞き取っている。

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