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【虎番疾風録(6)】「ベンチがアホやから」のベンチとは? 退団会見で妙に心にひっかかった江本の言葉

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【虎番疾風録(6)】
「ベンチがアホやから」のベンチとは? 退団会見で妙に心にひっかかった江本の言葉

投手交代の遅れが命取りとなった阪神。ベンチの中西監督(左)と藤江コーチの両首脳は険しい顔だった 投手交代の遅れが命取りとなった阪神。ベンチの中西監督(左)と藤江コーチの両首脳は険しい顔だった

 江本は昭和45年、ドラフト外で社会人野球の熊谷組から東映に入団。わずか1年で南海へ移籍した。当時、監督だった野村克也に見いだされ、いきなり16勝を挙げる。50年オフ、江夏との大型トレードで阪神にやって来た。プロ実働11年、22年生まれの当時34歳。まだまだやれた。

 8月27日午後4時過ぎ、大阪・梅田の阪神球団事務所で始まった江本の退団会見を聞いていて、不思議な気持ちになった。〈なんで辞めるんやろ〉涙なんてどこにもない。時折、笑みを浮かべながら質問に答えている。

 「どんな言い方にせよ、言うたことは事実やし、それに対する責任は、こんな年齢(とし)になってるんやから、取らないかんという気持ちが強かった」

▼【虎番疾風録(5)】「渡りに船」だった退団劇 江本「ベンチがアホやから、野球がでけへん」発言

 --やはり昨日の発言が原因なのか

 「いや、ひとつのきっかけにはなったが、今までのことが積み重なってのこと。突然思いついたから、こうなったというわけじゃない」

 --これからは

 「食べていかなアカンし何でもするさ。だけど、もし野球解説者になっても、選手を貶(けな)す解説者だけにはなりたくない。OBが現役選手を貶すのは最大の罪悪やと思う」

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