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【エンタメよもやま話】米テスラが苦境から抜け出せないワケ…納車遅れと中国の制裁関税

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【エンタメよもやま話】
米テスラが苦境から抜け出せないワケ…納車遅れと中国の制裁関税

米テスラのマスクCEO=2月6日(AP) 米テスラのマスクCEO=2月6日(AP)

 ところが、生産体制に問題が生じ、計画に大きな狂いが生じ、米では、納車の大幅な遅れに関する話題が、これまでからたびたびメディアを賑(にぎ)わせていました。

 実際、こうした“キャンセル多発報道”が出る以前の6月28日付のビジネスインサイダーは、当初、45万台の予約を集めた「テスラ3」ですが、昨年、納品されたのはわずか1764台。今年の第1四半期(1月~3月)以降に納車されたのは9946台で、多くの予約客が待ちくたびれていると報じ、物議を醸しました。

 それに続き、待ちくたびれた客のキャンセルが新規の購入予約より多いとまで報じられ、火消しに走ったテスラ。前述の7月20日付のビジネスインサイダーによると、今年の第2四半期(4月~6月)の終わりの段階で、当初目標の週5000台の生産目標を達成したと発表。予約待ちの顧客に“もう少しの辛抱です”とアピールしました。

■3カ月で最大赤字770億円、運転資金も枯渇「6600億円を失う」

 テスラでは「モデル3」の生産体制構築といった先行投資に多額の資金を投じており、その結果、今年の第1四半期(1月~3月)に四半期ベースでは過去最大となる約7億ドル(約770億円)の赤字を計上しました。

 黒字化には、とにかく、中間層に向けた「モデル3」を売りまくらねばなりません。しかし、納車までのあまりの遅さにテスラから離れる顧客が続出しているのは事実で、さらなる生産体制の増強が必要なのですが、なかなかそうもいかないようです。

 実際、こうしたテスラ側の言い分に対し、“キャンセル多発報道”の火付け役である米の投資銀行「ニーダム・アンド・カンパニー」のアナリスト、ラジュビンドラ・ギル氏は、前述の米CNNで、テスラが今年末までに10万台の「モデル3」を納車するという目標に反論。

 この目標を達成するには、下期の納車を上期より27%増やす必要があるが「それだけ需要があるか疑わしい」と述べました。

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