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【関西の力】ハイテク素材(5)肌着が情報端末に 繊維メーカーが挑んだ「本人も分からない体調の異変検出法」

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東レの肌着型ウエアラブル端末。スマートフォンに生体情報を送信できる
東レの肌着型ウエアラブル端末。スマートフォンに生体情報を送信できる

 しなやかで体に密着するため馬がストレスを感じることがなく、激しい動きでも端末が体から浮いたりしない。すでに全国の厩舎(きゅうしゃ)で約100セットが使われており、アニコールの担当者は「調教の効果や疲労度など競走馬のコンディションをリアルタイムで把握できる。調教師の評価は高い」と自信を深めている。

ユニチカが着目した3Dプリンターの活用法

 製造業に革命をもたらすともされる「3Dプリンター」の活用を後押しするのは、ユニチカだ。

 3Dプリンターは、溶かした樹脂などの材料を噴出して立体物を成形する。ただ一般的な材料であるABS樹脂は、230~260度に熱する必要があり、冷やして固める際に変形しやすいのが難点だ。

 そこでユニチカは30年ほど前から手掛ける「ポリ乳酸」に着目した。トウモロコシ由来で微生物によって分解される環境に優しいプラスチックとして知られるが、お茶パックやゴミ袋などへの採用にとどまっていた。熱に弱いためだ。

 180~230度に熱すれば3Dプリンターの材料に使える、として26年に発売。ABS樹脂の倍ほどの価格だが、造形物を変形させずに仕上げられると評判を集めた。ユニチカ繊維資材生産開発部の香出健司部長は「未来に目を向けたことで、ポリ乳酸に新しい価値を見いだすことができた」と強調する。

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