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【西日本豪雨】大規模浸水被害のダム放流、初の住民説明会 参加者からヤジも

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【西日本豪雨】
大規模浸水被害のダム放流、初の住民説明会 参加者からヤジも

愛媛県西予市で開かれた住民説明会で資料に目を通す住民ら=9日夜 愛媛県西予市で開かれた住民説明会で資料に目を通す住民ら=9日夜

 西日本豪雨で愛媛県の肱川上流にある野村ダム(西予市)が大量放流し大規模な浸水被害が出た問題で、西予市と野村ダムを管理する国土交通省四国地方整備局などが9日、同市内で初めて住民説明会を開いた。西予市では住宅に水が流れ込むなどして5人が犠牲となり、放流や自治体の対応に住民から疑問の声が上がっていた。

 会場の中学校体育館には住民数百人が集まった。管家一夫市長は「さまざまな疑問、ご批判があることは承知している。少しでも不安が払拭され、復興に向けての一歩が踏み出せる機会としたい」とあいさつ。野村ダム管理所の川西浩二所長は「5人が亡くなったことは、大変重く受け止めないとならない」と話した。

 冒頭、主催者側が約1分間の黙とうを促すと、参加者からやじが飛ぶ場面もあった。

 四国地方整備局などが放流の経緯やダムの操作規則、自治体への情報提供について説明。西予市はダム放流に関する住民への情報提供や避難指示を出すまでの経緯を明らかにした。

 野村ダムは肱川が氾濫する前、安全とされる基準の6倍の水を放流。国交省は、住民や自治体への情報提供の在り方などを検討する検証委員会を設置した。

 西予市は、5人が亡くなった同市野村町地区でこれまで大きな浸水被害がなかったことから、浸水の被害想定をしていなかったことが判明している。

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