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「ティタノサウルス」の仲間? 国内最古級の恐竜地層見つかる

徳島県勝浦町で発見された竜脚類恐竜の歯の化石(徳島県立博物館提供)
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 徳島県立博物館(徳島市)は9日、徳島県勝浦町で、白亜紀前期(約1億3千万年前)の恐竜の歯の化石を含む地層を確認したと発表した。地層からは草食恐竜の「竜脚類」の歯3点や、ワニの歯やカメの甲羅などの化石45点が見つかった。恐竜の化石を含む地層では国内最古級で、新たな発見が期待できるという。

 福井県立恐竜博物館の東洋一特別館長によると、三重県鳥羽市の地層「松尾層群」と同時期。当時の日本は大陸と地続きで、地層は海の沿岸部に当たるとみられている。

 徳島県立博物館によると、地層は私有地の山林の中にあり、露出している幅約30センチ、長さ1メートルの部分から化石が見つかった。周辺では、これまでに鳥脚類と竜脚類の歯の化石が発見されたが、地層の特定はできていなかった。今年4月、同県石井町の化石愛好家、奥平耕右さん(68)が地層から歯の化石を見つけた。

 歯の化石3点のうち一つは、長さ3・8センチで竜脚類では国内最大級。V字形の摩耗面などの特徴から、竜脚類「ティタノサウルス」の仲間と考えられる。長い首と尾が特徴的で、体長15メートルほどの可能性がある。

 鳥脚類(イグアノドンの仲間など)の背中部分とみられる化石2点も見つかった。

 徳島県立博物館によると、白亜紀の恐竜化石の多くは、北陸地域など中央構造線の北側で見つかっている。構造線より南部は大半は海だったため、恐竜の化石の例は少なく、構造線より南で確認された今回の地層では、かつての沿岸部に生息した恐竜の化石が期待できる。東特別館長は「恐竜が沿岸部にどう出現し、生息していたか、研究が進む」と話した。

 化石は10日から県立博物館で展示する。

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