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ガダルカナル島(上) あこがれの伯父 遺品はベルト通し一つ 

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 「感謝は尽きない」

 金次郎氏はガ島に渡る直前、戦友と3人で撮った写真を実家に送っていた。裏にはこう書かれていた。

  今川村中村松彦

  行橋町江本金次郎

  門司市持松茂穂

  大切にして下さい

  昭和十七年四月

 江本氏は10年以上前、伯父の最期を知りたいと、兵士や遺族でつくる会を通じて、写真と名前を公開した。

 だが、金次郎氏につながる情報はなかった。会も活動を休止した。

 行橋市では今年12月、大相撲の巡業がある。25年ぶりという。江本氏は、地元実行委の会長を務める。

 「相撲が強かった伯父が、僕にこの役を引き寄せてくれたのかもしれない。伯父の最期は、結局分からずじまいでした。それほど戦地は厳しかったのでしょう。だからこそ日本のために戦った伯父たちへ、感謝は尽きません」

                   ◇

 ガダルカナル島の戦い ガ島は南太平洋・ソロモン海に浮かび、大きさは四国の3分の1ほど。日本海軍が米国とオーストラリアの連絡を遮断しようと、飛行場を建設していた。昭和17年8月に米軍が上陸し、戦闘が始まった。日本軍の反撃はことごとく退けられた。18年2月の撤退までに、陸軍は約3万2千人を投入し、2万1千人を失った。海軍も艦艇56隻が沈没し、飛行機の損失は850機に上った。 

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