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ガダルカナル島(上) あこがれの伯父 遺品はベルト通し一つ 

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ガダルカナル島(上) あこがれの伯父 遺品はベルト通し一つ 

江本金次郎氏(中央)が実家に送った写真。戦闘の合間に撮影したと思われる 江本金次郎氏(中央)が実家に送った写真。戦闘の合間に撮影したと思われる

 何より生前の写真を見ると、江本氏自身にそっくりだった。

 「真面目で物静かで、稼いだお金は、全部実家に送金したそうです。それでいて力は強く、軍の相撲大会で優勝したこともあったとか。似ているだけに、あこがれの存在でした。昔から、つらいことがあるとよく伯父のことを考えました。食料も弾薬もない中、どんな思いで死んでいったんだろうって…」

 菊部隊敗るるとき

 金次郎氏は、歩兵第124連隊に所属した。

 陸軍は、地域ごとに連隊を設け、「郷土部隊」として動員した。隊員は「故郷に恥をかかせられない」と戦陣で功を競った。

 124連隊は昭和12年9月、現在の舞鶴公園(福岡市)で編成された。福岡県出身者が多かった。通称は「菊部隊」だった。

 「帝国陸軍でもナンバーワンを誇る部隊であり、菊部隊敗るるときは日本敗るるときなり、と自負していた精強部隊であった」

 124連隊所属の元陸軍伍長、高崎伝氏は著書「最悪の戦場に奇(き)蹟(せき)はなかった」にこう書いた。

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