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【ボクシング】はびこるスポーツ界の「黒い交際」 反社会勢力の誘惑を断ち切るには 

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 暴力団とスポーツ界のつながりの多くは選手とファンの関係から発展していく。親しくなり、選手側が後に気づいても引き返せない。そんな場合が多い。

 暴力団組長との関係を公にし、辞任を表明した日本ボクシング連盟の山根明会長について、弁護士でもある吉森照夫専務理事が「反社会勢力の人だとしても、どのようなつきあい方かわからない」と擁護したのも、そういうケースが念頭にあったからだろう。

 進退に関する声明発表の会場に入る日本ボクシング連盟の山根明会長=8日午後、大阪市
 進退に関する声明発表の会場に入る日本ボクシング連盟の山根明会長=8日午後、大阪市

 過去に八百長事件や野球賭博など暴力団とのかかわりで問題を起こしたプロ野球界。新人教育では「タダ酒は飲むな」という基本をたたき込まれるが、最終的には選手個人の自覚を頼みにするしかない。元陸上五輪代表の為末大(ためすえ・だい)氏は今回の問題を受け、自らのツイッターに「反社会勢力との関係を全スポーツ界から一掃するなら、結構な騒動になると思う」とつぶやいた。道徳教育で関係がクリーンになるほど根は浅くない。

 だからこそ、今回の山根会長の辞任には意味がある。スポーツ庁の鈴木大地長官が「辞任勧告」を行い、側近の理事たちの結束が乱れて「終身会長」の地位が突き崩された。失うものの大きさが、「タダ酒」にブレーキをかける一助にならないか。

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