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【関西の議論】河川敷のヨシを食べる 枚方・交野の「リサイクル」街おこし

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【関西の議論】
河川敷のヨシを食べる 枚方・交野の「リサイクル」街おこし

 大量に自生しており、これまでは川の清掃の後、処分されてきたが、同会は以前、地元の日本酒のラベルの原料としたこともあった。昨年、佐藤義也・交野市星のまち観光協会長らが「さらにインパクトある何かにいかせないか」と提案。有効利用を考え、食品化を思い立った。

 そこで、協会はヨシに関する意識調査に着手。枚方・交野両市民100人にアンケートを行った。

 「食べることに関しては抵抗があまりに大きい」「商品化しても購入する気持ちは低く、何度も購入はできないと思う」など厳しい意見が目立ったが、「地域特産物を作る取り組みは大いに興味がある」など肯定的な声もあった。

 アンケートでは、天野川についても調査。川のことは大半の人が知っていたが、セイタカヨシが自生していることを知っているのは、わずか1割程度だった。佐藤会長は「存在は知られていないものであれば、うまくアピールすれば強く印象に残るのではないか」と思ったという。

試作品として作られたシフォンケーキ(枚方・交野天の川ツーリズム推進協議会提供) 試作品として作られたシフォンケーキ(枚方・交野天の川ツーリズム推進協議会提供)

 そこで、地元の飲食店の協力を得て、セイタカヨシの粉を使った試作品作りに取りかかった。小麦粉に粉を交ぜてクッキーやシフォンケーキ、パンを試作。生地に練り込み緑色の皮が鮮やかな餃子も作られた。試食したところ、どれも味は良かったが、調理方法の模索が続いている。

 栄養素を分析すると、粉にはカリウムや葉酸、食物繊維が豊富に含まれていた。これまでに大阪府内の食品加工販売店や和食店など約20店舗に粉を配布し、作ってもらっている。8月から販売も開始し、収益は天野川の清掃費用などに充てるという。

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