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【虎番疾風録(5)】「渡りに船」だった退団劇 江本「ベンチがアホやから、野球がでけへん」発言

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 格別、慰留があったわけでもない。まるで渡りに船かのように…。51年に江夏豊、53年には田淵幸一、そして江本。信じられなかった。

 「本人が辞めさせてくれというので、どうしようもなかった。覚悟して来たというものを止めるわけにもいかんだろう」

 小津球団社長の言い方にもどことなく冷たさを感じた。

 「江本退団」-衝撃のニュースはあっという間に球界に伝わった。編集局には各球団の反応がぞくぞくと集まってきた。その中で近鉄・西本幸雄監督の感想が心に残った。

 「厳しい処分? 処分とはちゃうやろ。江本自身が辞めると言うたんやから。まだやれるのに…。プロにはああいう気性のやつがいてもいいんやないか」

 西本監督のいう通り、プロ野球とは個性の強い男たちの集まりである。プロの指導者が優等生をうまく使うのはいわば当然であり、手腕の有無はそうした個性の強い選手をどう扱い、力を出させるか-で決まる。

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