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【西論】原爆の日 国を危うくする理想と現実の逆転

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【西論】
原爆の日 国を危うくする理想と現実の逆転

暑さ対策のミストが舞うなか、慰霊碑に手を合わせる人の長い列ができた=6日午前、広島市中区の平和記念公園(宮崎瑞穂撮影) 暑さ対策のミストが舞うなか、慰霊碑に手を合わせる人の長い列ができた=6日午前、広島市中区の平和記念公園(宮崎瑞穂撮影)

 ◆誤った歴史観

 私たちは理想を持ちつつ、現実の社会に生きている。安全保障のように、刻々と変わる現実の環境に即して考えるべき問題について、理想を先立たせることは危うい。理想を抱きつつ、現実を見据えた手立てや議論をすることがまず必要である。

 北朝鮮情勢は現段階では、米朝の交渉の行方を見守りつつ、日本にできる可能な限りの自衛力を整えておかねばならない。高性能の地上配備型迎撃システム、イージス・アショアの導入を、遅滞なく進めるべきである。

 敵基地攻撃能力の保有については、憲法が要請するとされる専守防衛の立場から、なお議論自体が停滞している。国家の最高法規がその国の安全を危うくしているのならば、そのような憲法は間違っているのであり、改正を正面から議論すべきなのである。米国の核を共有する核シェアリングをはじめ、核抑止力の議論もタブー視すべきではないと、あえて書いておきたい。

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