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無数の焼夷弾、火の海になった町…大阪大空襲体験をイラストや漫画に 堺の元小学校校長「子供らに伝えねば」

戦争体験をイラストや漫画にして語り継ぐ竹村健一さん=堺市西区
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 大阪大空襲を経験した元小学校校長の男性が、自身の体験をイラストや漫画にして、子供たちに伝える活動を続けている。戦後も飢えと闘いながら、焼け野原の大阪で少年時代を過ごした男性は「戦争が歴史のひとコマになりつつある。当時を知る最後の世代として、伝えなければいけないことがある」としている。(猿渡友希)

 男性は、堺市西区の元小学校校長、竹村健一さん(81)。日中戦争が始まった昭和12年に大阪市西成区で生まれ、国民学校1年生だった20年3月に約4千人が亡くなった大阪大空襲を体験した。

 空襲警報のサイレンが鳴り響く中、母に手を引かれ、無数の焼(しょう)夷(い)弾が落とされ、一面火の海となった町を逃げ回ったことを鮮明に覚えているという。背中が燃えてもがき苦しむ人、すでに絶命している赤ちゃんをあやしながら血だらけで歩く女性…。異常な光景は今も、脳裏に焼き付いている。

▼【関連ニュース】甲子園のグラウンドに焼夷弾がハリネズミのように…兵庫・西宮市で「浜脇空襲」語り継ぐ会

 疎開した兵庫県の親(しん)戚(せき)宅でも、「目につくものは人でも動物でも何でも狙い撃ちする」という米軍の攻撃は続いた。「建物の2階にいると、戦闘機から機関銃を撃つ米兵と目が合うこともあった。今でも飛行機の音が怖い」と話す。戦後、大阪市内に戻ったが、食べ物や水にも窮する生活が続いたという。

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