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【浪速風】初のタイブレーク 歴史に名を刻んだ北国の球児たち(8月7日)

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【浪速風】
初のタイブレーク 歴史に名を刻んだ北国の球児たち(8月7日)

佐久長聖とのタイブレークの末に敗れ、グラウンドの土を集める旭川大高ナイン=甲子園 佐久長聖とのタイブレークの末に敗れ、グラウンドの土を集める旭川大高ナイン=甲子園

 感動詩「甲子園の詩」をつづった作詞家の阿久悠さんは「ぼくは夏の高校野球は藪入り(家父入)だと思っている」と言った。「日本中に散らばっている人々が八月の何日間かを甲子園に集まり、郷土愛を意識する」。小欄もテレビ観戦だが、郷土の代表である旭川大高(北北海道)を応援した。

 ▼6日の最高気温は旭川の28・9度に対して、大阪は36・5度。練習環境が整備されて、もう北国のハンディはないだろうが、慣れないこの猛暑は気の毒だった。それでも一進一退の接戦で、延長十三回以降は無死一、二塁から始める、甲子園大会では初めてのタイブレークが適用された。

 ▼数多くの延長戦の名勝負が思い出されるから、「決着がつくまでやらせたい」「選手の健康管理のため」など導入には賛否があったが、これも新たなドラマだろう。敗れた旭川大高は歴史に名を刻んだ。今日は立秋である。秋とは名ばかりの暑さが続くが、北国の球児たちの夏は終わった。

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